週末に娘と合同学校説明会に参加してきました。
合同学校説明会に参加したのが今回が初めて。
合同学校説明会の最大のメリットは、同じ日に多数の中学校からの説明を聞けるため、横比較がとてもしやすい点です。
わが家でも、娘とあちこち巡りながら実質2時間半で5校の説明を聞けました。
今回の合同学校説明会で感じた学校の魅力度に影響を与える3つのポイントをお話します。
①学校のビジョン・方針の説明の有無
15分程度の短時間での説明とはいえ、建学の精神や学校のビジョン等の説明がほとんどない学校が複数ありました。
やはり私学ですのでそうした理念はしっかりと説明して欲しいと思いましたし、説明がない学校というのは、理念そのものが形骸化しているのではないかと感じざるを得ませんでした。
②教育方針は、自律(放任)型・管理型・ハイブリッド型?
これも学校によってかなり印象が違いました。
比較的小規模の学校だと生徒を細やかに管理して、全員を同じ方向性に向かわせていくような趣旨の説明がありました。
こういうスタイルだと自律的に考える生徒を育成していく上では、ややマイナスではないかとの印象を受けました。
中学生の場合、まだまだ判断力には欠ける側面は否めませんが、それでも学ぶことや参加することを自分で決める主体性なものの余地がそれなりにある方が個人的にはいいと思います。
一方で、放任型に近いような学校もありました。もちろん優秀が生徒が集まっているのでそれでも成果は出せるとは思いますが、これでは公立とあまり変わらないやや凡庸な感じを受けました。
印象が良かったのは、最初は管理型を軸にしつつ、徐々自律型に移行していくようなハイブリッド型で進めていくと明確に説明していた学校でした。こうした6年間にわたる長期ビジョンを説明してもらえると中高一貫校ならではの魅力を感じます。
③実務的な話のウェイトが高すぎるのはやや迫力に欠ける
入学後の習熟度別クラス運営方針、部活動の指針、実態の進学実績(MARCH以上に合格した実人数比率)、通学実態等を具体的に説明してもらえる学校が少なからずあったのは好印象でした。
一方でこうした実務的な説明に終始してしまうと、その学校に通う6年間で、子供が人間的にどう成長していくのかという親(子供も)が最も期待するポイントが、あまりイメージできませんでした。
限られた時間だからこそ、理念面と実務面をバランスよく説明する学校だと、子供を6年間預けても大丈夫という安心感が持てたような気がします。
まとめ
今回5校のミニ説明会を聞いた後、娘に、「偏差値はさておき、通ってみたい学校はどこ?」と聞きました。
その順位は奇しくも私の評価順位と全く同じでした。
やはり娘も自分の成長をイメージできる学校に通いたいのでしょうね。
また15分ほどという短い時間であるが故に、各校が最も伝えたいことをプレゼンしてくるので学校毎の個性が明確になったのかもしれません。
残念ながら最も好印象の学校は偏差値的にはかなり厳しいですが、少しでも近づけるように今後も娘をサポートしていければと思っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。